バセドウ病でした。

今日は自らの病気について報告させてください。

私、実は今年の5月頃から体調の不調を感じていました。
冬から再開していた本格的科学的なトレーニングで、
今までにない位に順調な競技力向上のカーブを描いてきました。

それが、今年5月のイタリア出張の少し前あたりから息苦しさや腹部のひどい痛みに襲われ、練習もままならないようになってきました。
熊野のレースや最大目標である全日本選手権もこの状況を抱える中、悔しい想いで出場しました。

バセドウ病でした。_c0188525_12222078.jpg


(今から思えば、全日本TTの時にはすでにかなりつらい状況でした)

セカンドオピニオンと言うことで2箇所の病院にかかり、原因を探したのですが判明せず、自律神経系に起因するものか?とあきらめかけていました。

そんな折、10日ほど前ですが喉元の腫れに気付き、3か所目の病院を訪ねついに原因を突き止めてもらいました。

病気の名前は「バセドウ病」

30代を中心に女性に多い(と言っても数百人に1人くらい)病気で、
甲状腺が腫れそこから通常の数倍から数十倍のホルモンが分泌されことによって、
身体が絶えず100m走を続けているような状態に置かれる病気だそうです。

私の場合も直近では安静時脈拍が110ほどに上がり、体温が1,2度も高く、堪えず汗をかき、
激しいスポーツに耐えられないどころか日常生活にも支障が出てしまっていました。
精神的にも焦燥感や絶望感に襲われ、イライラも引き起こされました。

昔は不治の難病ともいわれていたのですが、今では薬も良くなり、
少し時間はかかりますが完治に近いレベルに症状を改善することができるそうです。
腫れが引いたら手術もできるそうです。

原因については、かつては遺伝によるものを疑われていたのですが、今は強いストレスが原因、もしくは引き金になると言われています。

私の場合も強いストレスだったのでしょう。
…と言っても現在の職場は人間関係も含めて極めて良好な状態なので、
少し前までの内外のゴタゴタとその後処理が重くのしかかっているのではないかと推し測っております。

関係者やご友人の皆様にはご心配をおかけしました。
心から申し訳なく思っております。

今は、治療の道筋も見えてきて、人様に感染させてしまう病気でもなく、
大病と診断されたにも関わらずむしろ安堵感をいだいております。
薬の効果も出始め、職務は支障なくこなせる目処もたちました。

闘病は今しばらく続きますが、完全に治して必ず自転車競技の前線に復帰を果たしたいと意気に燃えています。

今後ともご声援ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
バセドウ病でした。_c0188525_12192140.jpg





by kamejirou3 | 2015-09-10 12:19 | 自己紹介

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